認定看護師を目指す人を支援する病院

● キャリアアップのために

高度高齢化社会になり、医学の進歩と共に、より複雑な健康問題を抱える患者さんが増えてきました。医療機器も看護技術も高度な知識や分析力を必要とするため、看護師に対してより高度で専門的な看護技術と知識が求められています。現在、看護大学も次々と増設され、看護師の高学歴化が進んでいます。また、現場に出て働いた後に、もっと看護学や医療に関して深く探求したいと復学して努力している方もいます。また、研修制度が整っていたり、自分が追及してみたい専門分野が学べる病院への転勤を考える看護師も増えてきました。

● 認定看護師を目指す人も

患者さんのために、自分のために「認定看護師」を目指す人が増えています。認定看護師とは、ある特定の看護分野で、優れた技術と知識を持っていると日本看護協会が行っている資格試験を受けて、認定された資格です。 認定看護師の受験資格は、日本の看護師免許を持ち、看護経験が5年以上。さらに、認定看護の分野で3年以上の実務経験があることが必要です。これらの実務経験の上に、認定看護師の教育機関で6か月、615時間以上学習する必要があります。これらの条件をそろえて初めて認定看護師の審査を受けることが出来ます。

認定看護師で活躍し、さらなる目標を立てない人・技術でもステップアップを望む看護師さんには、特定看護師を進む方法があります。該当分野で認定看護師を5年経験すれば、特定看護師養成調査試行事業実施課程(仮称)に進むことができます。養成期間の身分を保証されていなければならず、上長の許可がなければできないため勤務先での調整が一番のネックかもしれません。しかし、医師不足を解消する手段として生まれた資格なので、期待度が非常に高い。

● 認定看護師の研修施設

認定資格を取得するために日本看護協会から定められた教育機関で研修を行う必要があります。
教育機関と教育カリキュラムの詳細は、以下のサイトをご参照ください。
ご覧のとおり、6か月間、615時間以上の学習が必要になりますし、通うことが難しければ学習期間内は教育機関の付近へ移住する必要もあります。また、その間の収入が全くなくなってしまいますから、事前の準備が大変だろうと思うでしょう。

● 認定看護師教育課程奨学金

【貸与金額】
年額120万円以内
【申込期間】
4月1日から4月25日付近と、8月1日から8月29日付近までの二回。
(ホームページをご確認ください)
【応募資格】
・保健師・助産師・看護師の免許を持っていること
・認定看護師教育課程に在籍(受講許可)していること
・認定看護師教育課程終了後、保健医療分野の現場に2年以上就業する意思があること
・他の奨学金を利用していないこと

【応募方法】
・サイトの募集要項をご覧の上、募集要項のPDFファイルをダウンロードし、奨学金事務まで直接郵送してください

★日本看護協会 認定看護師のための奨学金について
⇒ http://www.nurse.or.jp/nursing/education/scholarship/index.html#p3

● 認定看護師を支援する病院

認定看護師の資格を取った人や、認定看護師になるために学びたい看護師を積極的に雇用する病院も増えてきました。
実際に認定看護師が勤務しており、周囲の看護師にその専門分野の指導をしてくれます。また、研修期間も積極的に支援してくれたり、勤務時間の融通をつけてくれるなど、大変協力的な病院もあります。

転職支援会社で探す際に「認定看護師などのスキルアップ支援が充実しているかどうか」「自分の研究分野に適しているかどうか」に関して多くの情報を集めてください。

● 認定看護師が全国で活躍している

2011年で認定看護師は19分野、9047名にまで増えました。
認定看護師は東京近辺だけでなく、全国で広く活躍しています。専門分野も増え、「皮膚・排泄ケア」「緩和ケア」「観戦管理」「がん化学療法看護」などは実に1000人もの専門看護師が誕生しています。
大変困難な健康事情を抱える患者さんのためにも、今後は300床未満の病院においても認定看護師が増加してほしいと望まれています。
また、認定看護師の役割は、自信の研究を探求するだけでなく、周囲の看護師への教育、病院・地域・患者・患者の家族を円滑につないでいく役割も担っています。「認定看護師」が増加することで、「苦痛を減らし、より人らしい生活を送ることが出来る」患者さんが増えていくことでしょう。

★ 全国で活躍している認定看護師の様子
⇒ http://www.nurse.or.jp/up_pdf/20120704115122_f.pdf